良寛和尚の『和顔愛語』で、魅力ある後ろ姿をつくる
あなたの「顔」や「後ろ姿」、みんなに見られていますよ~!
“良寛さん”って聞いたことがあると思います。
良寛和尚は、生涯一度も寺を持たず、妻子を持たず、物もほとんど持たず、
清貧の思想を貫きました。
自分は貧しい僧侶であるから、人に贈り物をあげたくてもあげるものがない。
・・・だからせめて、言葉を贈り物にしよう。
自分の口から出る言葉は、常に温かいもの、人をやさしい気持ちにするもの、励ますもの、勇気づけるもの、心を安らげるものでありたい。
どんなときでも、ひどいことをされても、和顔愛語・和顔愛語・和顔愛語
「顔」というのは、直接自分では見えないものです。
つまり、「顔」は、他人に見てもらうためにあるのです。
「後ろ姿」も、直接自分では見えないです。
他人に見てもらうためにあるのです。
いつも人とは笑顔で接して、
どんなときも、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句、心配事を言わず、
人に喜ばれるような言葉しか言わない。
スーパーのレジのおネエさんにも、その他接客業の方も、
人と接したときには、ニコッと笑顔で、
人の良いところを見つけて誉める…
人の心が軽く、明るくなるようなことを言う…
そして、「ありがとう」…と言うようにしましょう。
あなたの後ろ姿に「運」が宿ってくると思います。
ここで良寛和尚が説いた『無財の7施』をご紹介します。
お金がなくても、自分の体を使ってお布施はできる…というものです。
慈(いつく)しみの眼(まなこ)優しい目つきですべてに接する。
②和顔施(和眼悦色施)
いつも和やかに、穏やかな顔つきで人に接する。
もの優しい言葉を使うこと。
しかし、叱るときは厳しく、愛情こもった厳しさが必要。
思いやりのこもった態度と言葉を使うこと。
自分の体で奉仕する。
模範的な行動を身をもって実践すること。
人の嫌がる仕事でも喜んで、気持ち良く実行する。
➄心施(心慮施)
自分以外の人の為に心を配り、
心底から共に喜んであげられる、ともに悲しむことができること。
他人が受けた心の傷を、
自分の傷の痛みとして感じ取れるようになる。
⑥壮座施
わかりやすく言えば、座席を譲ること。
疲れていても、電車の中では喜んで席を譲ってあげる。
さらには、自分のライバルの為にさえも、
自分の地位を譲っても悔いなしでいられる。
⑦房舎施
雨や風をしのぐところを与えること。
例えば、突然の雨にあった時、自分がずぶ濡れになりながらも、
相手に雨のかからぬようにしてあげること。
思いやりの心をもってすべての行動をすること。
これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m