いっちゃんの VIVA! ちゅーこーねん

これまで何十年もの間、社会のため、家族のため等でがんばって生きてきた中高年の人たちが、これからの人生、笑顔で楽しく自分らしく生きられるように...そんな彼ら彼女らを応援するブログです。

『知足』という生き方のススメ!

 

1.『知足』って何~?

『知足』は仏教の教えです。

『知足』=「足るを知る」

 

もし何かを求めたいのであれば、他人を見て、ないものねだりをするのではなく、自分が持っているものに徹底的に目を向けて、それを徹底的に識る。

(すでに持っている顔、身体、性格、得意なこと、知識、ノウハウ、もの、環境・・・)

すべての資源は、自分の中にある

 

・・・このことに気付いている人と、気付いていない人とでは、大きな違いが出てきます。

自分がいつも「足りない」「持っていない」・・・そう思って、「となりの芝生」を見て、自分が持っているものに目を向けない。

・・・そこからは何も生まれません。

 

自分が持っているものをしっかり見つめていく。

しっかり自分を観察して、「自分が勝負できる基本のもの」は全て既に、自分の中にある。

・・・とよく理解した人は、自分を活かしていくことができる。

 

2.『知足』と「満足」の違い

  ー「一時的快楽」と「しあわせ」の違いー

●「満足」は、外部からの環境や刺激によって、受動的に自分が満たされていくこと(「一時的快楽」)

●『知足』は、自分から自分で、「足りている」ことに気付いていく、積極的な考え方です。(「しあわせ」)

 

例えば

美味しいと評判のレストランでの豪華な食事、エステ、旅行・・・

…これらはリフレッシュできて、とても楽しいですね。

…しかし、多くの人はさらに日常的に貪欲なまでに、快楽を求めます。

生活が安定したら、よりリッチな生活を望み、快楽を求めてのあくなき追及が始まります。

…しかし快楽的な楽しさは、「たまに、だから楽しい」のであって、毎日毎日来る日も来る日も、何か月も続くと、「やがて飽きる」というメカニズムが人間の脳には組み込まれています。

 

楽しいことをしていると、最初は快楽ホルモン(脳内モルヒネが出て、「うれしい」「楽しい」と感じますが、同じ状態が続くと必ず、ギャバという抑制物質が出てくるので、喜びが消えて「飽きてくる」という状態になります。

 

その結果、「もっと楽しいこと」「もっと刺激的なこと」を求めて探し回るようになります。

 

そして何をやっても楽しくなくて、非常につらく、うつ的になります。

 

「不安」「不快」を避けることが「しあわせへの第一歩」と勘違いしてしまうと、「本当のしあわせ」にはたどり着けなくなります。

 

人の脳は、自分がやったことで、人が喜んでくれた時にだけギャバ」が出ないようになっているらしいです。

脳内モルヒネが出続けて、喜びあふれる至福の境地に至るそうです。

人は、人に喜んでもらうことでしか、本当のしあわせ、究極のしあわせは得られないそうです。

 

でも、自分を犠牲にしてまで人を喜ばせると、いつかは限界が来ます。ストレスが溜まって病気になります。

 

自分が最高に楽しい、幸せだと思ってやる、天命や天職によって、人が喜んでくれて自分もうれしい・・・というのが唯一、最高の幸福への道みたいです。

…そうじゃない道を行くと、別のことでツラさをごまかしたり、一時的な快楽(パチンコ、ショッピング、グルメ、旅、エステなど・・・)に突き進むことでバランスをとるしかなくなってしまいます。

 

私たち現代人が、やたらと「癒し」を求めるのは、天命から外れた生き方をしているのかもしれません。

天命に従って生きていると、生きること、懸命に働くこと自体が、そのまま「癒し」になるのではないでしょうか!?

 

3.『知足第一の富』

自分が持っているものをしっかり見つめ、「自分が勝負できる基本のものはすべて、自分の中にある」と理解できる人は、自分を活かしていくことができるのではないでしょうか!?

 

自分の持っているものに目を向けず、いつも「となりの芝生」ばかり見て、うらやんでいるのではなく、自分が持っているものに目を向けて、それをしっかり活かしていく。そこから『知足第一の富』がスタートするような気がします。

 

「しあわせ」「豊かさ(精神的、経済的にも)」「富」は、自分が持っているものに気付いた人に訪れるような気がします (^^)b/